1987年から開催されている「ラグビーW杯」。
今回は初めて日本で開催されており、大会期間中は日本中がラグビーの話題で盛り上がっています。
ところで、ラグビーW杯はどのようなルールなのか皆さんご存じでしょうか?
そこで今回は、ラグビーW杯のルールや出場国などを紹介していきたいと思います!
さらに、日本代表が今回どのような活躍をするのか、その予想も行っていきたいと思います。
ラグビーW杯のルールを紹介!
ラグビーW杯は、サッカーの「FIFAワールドカップ」のように4年に一度開催される国際大会ですが、基本的にはFIFAワールドカップの翌年に開催されます。
ラグビーW杯は、FIFAワールドカップのようにプール(グループ)戦+決勝トーナメントとなっています。
これからは、ラグビーW杯のプール、決勝トーナメントについて紹介していきます!
プール戦
ラグビーW杯の出場国は20ヵ国で、「5ヵ国ずつプールA~Dまので4つのプールに分けて」グループ総当たり戦を行い、各プール上位2ヶ国が決勝トーナメント(ベスト8)に進出します。
つまり、1チーム4試合は必ず戦うことになります。
ちなみに、FIFAワールドカップは、現状の出場国が32ヵ国なので、4ヵ国ずつ8つのグループに分けてグループ総当たり戦を行います。
ラグビーW杯の大きな特徴は、「プールリーグの成績によって次回大会の予選が免除されること」です!
箱根駅伝などで例えるなら「シード権」を獲得出来るのと一緒の意味です。
予選免除方式は、2011年のニュージーランド大会から採用されていますが、FIFAワールドカップは、優勝国でも次の大会は開催国でない限り厳しい予選を戦うことになります。
しかし、ラグビーW杯は大会の成績によって次回大会の出場が自動的に決まることになります。
その予選免除の条件は、「各プール上位3位以内に入る」ことです。
決勝トーナメントに進出すれば文句なしで次回大会の予選が免除されますが、惜しくも決勝トーナメント進出を逃した3位のチームも、次回大会の予選が免除されます。
ラグビーW杯も、サッカーのように勝ち点で順位を決める方式を採用していますが、その勝ち点の獲得方法がサッカーと大きく異なります。
ラグビーW杯の勝ち点は「勝ち:4」「引き分け:2」「負け:0」が基本です。(サッカーは、勝ち:3、引き分け:1、負け:0)
それに加えて「ボーナスポイント」というのがあり、「勝敗関係なしに4トライ以上決めると1ポイント」と「負けた場合でも7点差以内だと1ポイント」の2種類があります。
プール戦では、最大勝ち点20を獲得することができ、仮に負けた場合でも、その試合で4トライ決めた上で7点差以内だと、引き分けと同じ2ポイントの勝ち点を得ることが出来ます。
これが、ラグビーW杯の面白いところです。
プールの順位付けで同じ勝ち点で並んだ場合は
- 直接対決の勝者
- 得失点差
- トライ差数(トライ数ー被トライ数)
- 得点数
- トライ数
- 2019年10月14日付のワールドラグビーランキングでのポイントが高い方
の順に順位を決定します。
ちなみに、日本代表は前回のイングランド大会で3勝し勝ち点12を獲得しましたが、ボーナスポイントの差によって決勝トーナメント進出を逃しました。
3勝挙げたのにベスト8に進出出来なかったことは、異例だと言われています。
ただ今大会は、開幕戦で4トライを決めてボーナスポイントを含め勝ち点5を獲得しました。
決勝トーナメント
プール戦を勝ち上がりベスト8進出を果たしたチームは、いよいよ一発勝負の決勝トーナメントを戦うことになります。
今大会の組み合わせは以下のようになりますが、ここでは「Aブロック・Bブロック」と表記させていただきます。
Aブロック(10月19日)
プールC1位ープールD2位
プールB1位ープールA2位
Bブロック(10月20日)
プールD1位ープールC2位
プールA1位ープールB2位
準々決勝を勝ち抜いた4チームが準決勝を行い、勝利した2チームが決勝、敗れた2チームで3位決定戦を行います。
以上が、ラグビーW杯の基本的なルールです。
ラグビーW杯2019の出場国を紹介!
既にご存じかと思いますが、ここでもラグビーW杯の出場国をプール別に紹介していきたいと思います。
復習のつもりでご覧になってください。
プールA
- 日本(開催国)
- アイルランド
- スコットランド
- サモア
- ロシア
プールB
- ニュージーランド
- 南アフリカ
- イタリア
- ナミビア
- カナダ
プールC
- イングランド
- フランス
- アルゼンチン
- トンガ
- アメリカ
プールD
- ウェールズ
- オーストラリア
- フィジー
- ジョージア
- ウルグアイ
日本代表の活躍予想
前回大会で惜しくも決勝トーナメント進出(ベスト8)を逃した日本代表は、4年間そのことを目標に掲げていました。
そして迎えた今大会ですが、日本代表がベスト8に進出する可能性は、かなり高いと思います!
開催国という理由も大きいですが、ジェイミー・ジョセフHCのもとで日本代表は前回大会よりも強くなっています!
ロシアとの開幕戦で欲しかったボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、そして次戦のアイルランドに歴史的勝利を果たし、2大会連続で大金星を奪いました。
現在日本は勝ち点9を獲得しており、私は「勝ち点15」がプール突破のボーダーラインだと考えています。
そのことを踏まえてこれからのサモア戦・スコット戦の展開ですが、サモアは前回大会も大勝しているので、アイルランド戦のような戦い方が出来れば4トライ奪って勝利し勝ち点5を積み上げられるかもしれません。
これで、勝ち点13~14に伸ばすことが出来ます。
プール最後のスコットランド戦は前回大会唯一敗れたチームですが、その時は初戦の南アフリカ戦から中3日しか無かったため、調整する時間が短かったことが敗因となっています。
ところが今回はスコットランド戦から中7日とたっぷり時間があり、逆にスコットランドは、ロシア戦から中3日しかありません。
もちろんスコットランドにも勝利してほしいですが、伝統ある強豪チームのスコットランドとは万全の状態でも苦戦することは間違いないので、4トライ奪うことはあまり望めないかもしれません。
勝利を前提で試合に臨みますが、引き分けか敗れても7点差以内なら勝ち点を積み上げることが出来るので、スコットランド戦で何としても勝ち点を積み上げられれば悲願のベスト8を達成することが出来るはずです!
そして仮に日本がプールAを1位で突破した場合、準々決勝でプールBの2位と対戦することになります。
プールBはニュージーランドが今回も安定した強さを誇っているので、1位で通過することはほぼ間違いないでしょう。
となると2位は、南アフリカかイタリアになりそうです。
もし日本が1位通過した場合、準々決勝の相手が南アフリカかイタリアになるかもしれないので、私の予想通りになった場合、ベスト8どころかベスト4も見えてくるのかもしれませんね。
まだ決勝トーナメント進出も決めていない現時点でベスト4なんて夢物語に過ぎませんが、今の日本代表なら現実にしてくれることを期待出来ます!
まとめ
今回は、ラグビーW杯のルールや出場国、今大会の日本代表の活躍予想を紹介していきました。
大会方式はサッカーのFIFAワールドカップなどと同じですが、ラグビー特有のルールなどがあったりします。
ラグビーW杯は、地上波では日本テレビを中心に中継しており、日本戦だけでなく注目されているチームの試合も中継しています。
是非皆さんもご覧になってラグビーの面白さを体感してみましょう!
そして、日本代表を応援しましょう!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!